社内的解決のための条件

この「社内的解決のための相談窓口」は、あなたがお勤めの会社、法人組織あるいはグループが、社会保険労務士オフィスハラダに相談窓口を委託しているなど、この相談窓口の利用についての周知が図られている従業員の方がご利用いただくサイトです。

問題の解決に当たっては、まずご相談メールをお送り頂くことに尽きるのですが、そのご相談メールに対して、次のような視点をもって、解決アドバイスを差し上げています。

社内的解決のための条件、視点

  1. まず現状を冷静に把握すること
  2. 問題の本質を見極めること
  3. 同僚の方などあなたの理解者の存在
  4. 毅然とした姿勢
  5. 問題の公然化
  6. 相手の非難はご法度、助けを求めること
  7. 問題の解決に必要なものは、根気、諦めない気持ち

この相談窓口の目的

タイトルにもある通り、社内的な解決を図ることにあります。ですので、相談メールを送ることは、会社に対して解決対応を求めるものになります。送られた相談メールの内容に対して、会社としてどのような対応を取ることが可能か、どのような対応をすることが問題解決に効果的かなどを検討し、実際に解決対応を取ることになります。

相談をしたことに対する不利益取扱の禁止の徹底

残念ながら会社が設ける相談窓口が活用されない大きな理由の一つが、相談しても解決しない、相談内容がトラブルの相手に筒抜けになり事態が悪化する、といった懸念があることがしばしば指摘されるところです。この相談窓口は、そうした疑念を払しょくし、相談窓口が本来の役割を効果的に果たすために、会社に対して十分なご理解を頂いた上で、オフィスハラダが受託をしています。具体的には、社外相談窓口利用規程で、相談内容の不必要な開示や、相談したことに対する不利益な取り扱いについて、懲戒処分の対象となる規定を設けています。

社内的な解決のゴールは「健全な就業環境の確保」

スタッフ間での感情的なトラブルによる人間関係の修復や、特定の個人に対する慰謝料請求といったような内容は、この相談窓口で対応できるものではありませんが、その原因となった問題の事実関係が就業環境に及ぼす影響がある場合には、その就業環境を改善することを目的に、解決対応を求めることができます。その場合の解決対応は、あなたの意向を100%反映したものではないかもしれません。あくまでも、就業環境の改善が社内的な解決のゴールだからです。